2011年05月

2011年05月30日 00:00

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2011年6月の岡田ユキの出演スケジュール

7日(火)、8日(水)、14日(火)、15日(水)、18日(土)、19日(日)、26日(日)、29日(水)
出演時間 20:30~24:30(1日3回ステージ)
詳しくはお店のホームページをご覧下さい
http://www.aidakanko.com/ai1.html

2011年05月07日 00:00

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『がんばろう!日本』を衷心(ちゅうしん)に刻み2011年(平成23)4月21日(木) 新宿区大久保地域センターで「第15回いじめ・虐待防止フォーラム」は開催された。会の冒頭、主宰である岡田ユキから『東日本大震災の、想像を絶する過酷な被災地状況のなか、ひた向きなまでに懸命に生きようと頑張り過ぎる大人や子どもたちをみていて、「被災地報道だけでは見えてこない、いじめ虐待の本質」が垣間見える。復興に向けてみんなで頑張らなければならないが、今だからこそ、頑張り過ぎることの弊害もあるという私の経験実体験を活かして頂けたらと思う。現地の実情問題を、この機会にあらためて見つめ直して欲しい』と憂慮し危惧の念が語られた。
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今回特別ゲストとして、湯島清水坂クリニック院長の精神科医である宮島賢也氏の『うつは薬じゃ治らない!』の講演が行われた。
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フォーラム会場
正方形に囲んだテーブル、ホワイトボード前に腰かける講師のドクター宮島賢也氏が、訥々と語り始める。

―――マイクを近づける宮島。

宮島  『(僅かな沈黙)精神科医である私は、かつて7年間‘うつ’の薬を服用していました』

―――静まり返る会場。

宮島  『(穏やかな口調で)高校を卒業し医学部へ進ンだ後、研修医として医療の道へ足を踏み入れた私は、当初循環器内科医を目指し、研修勤務していました』

―――撮影カメラをアップにさせるスタッフ。

宮島  『医療現場の過酷さは知ってはいましたが、夜中にも呼び出される日常に自分が直面し、日毎に自分の体が弱っていった頃、先輩医師から一カ月休めと云われ、休暇を頂きました。 周囲の人間にもわかる程疲れきっていたンですね・・・。 結局自分は循環器医には向かないと答えを出し、開業医などのように身近にあって、家庭での日常的な需要に応ずる、かかりつけの医師である「家庭医」へと方向を変えてみましたが、 「家庭医」に携わる患者の年齢範囲が多方面過ぎて、無理だと判断し途中挫折してしまいました。 
この頃ですね、どうにもやる気が起こらない自分の症状に気付き、精神科を自ら受信したンです。 診察の結果‘うつ’と診断され、それから7年間の投薬生活が始まりました』

―――会場で聞き入る参加者、メモを取りながら頷いている。

*研修医とは…
戦後、医師臨床実地研修制度において存在した「医師」の前の身分総称。
日本では大学において6年間の医学教育が行われているが、医師免許・歯科医師免許を持たない学生は法律的に医療行為を行えないため、大学卒業時点では医師・歯科医師としての実地経験はないに等しい。そのため診療に従事しようとする医師・歯科医師に対し、免許取得後に臨床研修名目で、上級医の指導の下に臨床経験を積む卒後教育が制度化された。臨床研修を受けることは以前は努力規定であったが、医科では2004年から義務化され、歯科では2006年より義務化された。(フリー百科事典「ウィキペディア」より参照)

宮島  『(見上げて深い溜め息)―――或る時主治医に‘うつ’が完治するまでに薬の服用期間を尋ねたところ、一生涯飲み続けると云われ、驚いたのと同時にその服用に疑問を抱き、精神科医の道へ再度方向を見定めたのもこの頃でした。 高校を卒業して医学部へ入り医学の道へ進みましたが、医者の道しか知らない私にとって、循環器医も家庭医も向かないと選択した判断は、自分が薬を飲んでいることもあり、精神科医であれば少なからず患者のお役に立てるのではないか・・・と』

―――遅れてきた参加者が席について。

宮島  『(遠くを見るように)―――さて、精神科医になったらゆとりを持って診療できたかというと、あらたな不安材料も出てきたンですね。 例えば‘うつ’と‘適応障害’との違いはどこなのかとか、幻覚や妄想をもたらされる統合失調症の診断を下した患者に対して、現行の治療法だと統合失調症の患者には、一生薬の服用処置しか道はないので、もし誤診だったら・・・とか。 そうなると、この仕事もストレスフルになり、責任の重さに鼓動が高鳴り押し潰されそうでした。 (見上げた後、俯いて)―――診察患者も増えだした頃、担当した患者が自殺される出来ごとがありました』

―――会場から小さな溜め息が聞こえて。

宮島  『(胸の前で手を合わせる仕草)―――自殺者の中には、子ども二人を残し亡くなられた御夫婦もいました・・・。
(見上げて)―――遺された子どもに会いに行った方が良いのか、元気づけられるのか、何と声をかけたらよいのだろうか、診断は間違っていたのではないか、さらには不安材料が増して遺族から訴えられたらどうしようとか、もっと自分には出来る事があったのではないか、問題解決も出来ずに悩み自分を責めた時期もありました』

―――窓に映る夕暮れの空、静かな都会の喧騒。

宮島  『(僅かに明るい声に変わり)―――仕事で抱えたストレスを紛らわすために、先輩と居酒屋へ行っては酒で紛らわし、家庭へ戻ると残ったストレスを妻へぶつけ、―――妻は子どもへぶつけていました・・・。 (見上げて)―――むかし子どもの頃みていた、自分の親の夫婦仲の悪さと同じ光景がそこにあり、結局自分が離婚する破目になったンです』

―――会場から『(溜め息や声)あら~…』

宮島  『その後精神科医の私は、カウンセリングの勉強会へ参加するようになりました。その時若手の参加者に云われた言葉は、どうして精神科の医師がカウンセリングの勉強会へ出席するのか!?でした。 
―――(会場を見渡して)ここから皆さんに問いかけたいと思います。 一般的に精神科医や心療内科医
の医師は、{心の専門家}という認識が広く行き渡っていると思いますが、それらの医師と接見(相談)した時がっかりした経験があるはずです。 診察され診断を下されて薬だけ出てくるのは通常で、医師に相談し話したいと思っても終了せざるを得ないとか・・・。
―――医者は健康の専門家ではありません。 病院に勤務する医師の中にも、どっちが患者!?と疑問を抱く精神科医が実際にいるのも現実です』

―――大きく頷いている会場の参加者たち。

宮島  『精神科医も心療内科医も、内科外科医とまったく同じように、医学の教育で育てられています。 医師になる人間のIQは高いかもしれませんが、受験勉強で詰め込み教育の日常を過ごしてきて、{人になる}ために人としての大切な、何か忘れ物をしてきた人たちかもしれません。
―――現代の医療を志す人たちにとっては、すべての国家資格を取得した後に、研修医制度でさらに多くの学科を詰め込む現状です。 いつ人とのコミュニケーションやカウンセリング方法を学ぶのか・・・、残念ながらその機会はありません』

―――撮影スタッフが会場参加者を写し出して。

宮島  『では、どうやったら健康になるのか。 皆さんには人間の根本的なところに意識を据えて、日常の食生活・考え方・人間関係の改善から、自分を変えてみて欲しいと思います。 これらは医学以外の方も多くの本に書いてくれています。
――― {考え方・人間関係}は医師が最も苦手とするところかもしれません・・・、遺伝というブラックボックスに惑わされず、少し自分の考え方を変えてみる見方です』

―――メモを取っている参加者たち。

宮島  『(深呼吸して)―――!ネバならないというとらえ方ではなく、自分を楽にするために聞いて欲しいンですネ・・・。
(ゆっくりと見上げて)―――大学の精神科教授になる人は、薬の研究をしている人が教授になり、医学生や研修医を育てています。 そうなると医療の主体は、薬中心にならざるを得ないンです。 精神科医は、統合失調症患者の治療が主で、思考を止める薬などをジュータン爆撃のように、投与させているのに慣れてしまっています。 心療内科医は、胃潰瘍・高血圧・喘息・神経失調症のようなストレスによる身体の疾患にあたり、やはり薬漬けにしてしまうンです』 

―――窓には夜の帳が落ちて、街の灯りを映す。

宮島  『(胸に手を当てて)―――自分に問いかけてみました。 自分は今まで何を勉強してきたのか・・・、病気の勉強はしてきましたが、医学部の教科書に出てくる多くの病気の原因は、原因不明と書かれてある。 その原因不明の数々の症状にも病名が付き、既成事実に流されて人々はそのことに一喜一憂してしまう。 そうなると医者は、あるものや情勢に対して適当な処置をする、対処療法の専門家ではないのかと感じています。

―――カウンセリングの勉強会で感じたことは、「考え方」を変える手法の良さがある一方、症状の重い人は一人で悩まず、専門家のところへ相談に行きなさい!と云われることの弊害なンです。 カウンセリングが、‘薬漬け医療の入り口’になり‘薬漬け医療’に乗っかってしまう現実があるのです・・・。

―――会場に頷きと長い沈黙。 
遠くから子どもたちの帰る声が響いて。

宮島  『(静かに語りかけるように)―――眠れないとか、食欲がなくなったりとかありませんか・・・、例えば職場に鬼軍曹のような上司がいませんか・・・、過剰な営業ノルマを課せられていませんか・・・、家庭で夫婦仲がうまくいってない人はいませんか・・・、だとしたらそれで元気出ますか。 ストレスはその受け止め方次第で、重くも軽くもなります。 体に現れる症状は、自分の体が訴えている声ですので、自分自身の声に耳を傾けて欲しいのです。
―――相手は変えられないし、自分も相手によっては変えられない。 でも変えられるのは自分自身です。 難しく考えず、いつもシンプルに物事は考えて下さい。 今を不安に思ってしまうと、将来も不安が先走ってしまいます。 過去に起こった出来事は変えられませんが、これから先の事は自分が変われば、変えられます。 自分はどうしたいのかが大事です。 愛に基づいて・喜びに基づいて行動すると、すべてが好転してゆきます』

岡田ユキは、「AC判別法」の提唱を説明した。

瀬沼敏彦氏は「ユニバーサル・トワイスボーン」の理事長として、氣學・食育は人として大切な軸であると語った。

東久邇宮音楽療法研究所の田辺桂子氏は、自分の声が自分に聞こえるチューブを使用し、歌唱指導しながら会場の出席者と共に、歌うことによる自然治癒力を体感させて頂いた。
                                    (了)

2011年05月04日 00:00

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2011年5月の岡田ユキの出演スケジュール

1日(日)、2日(月)、9日(月)、14日(土)、15日(日)、20日(金)、24日(火)、25日(水)、29日(日)
出演時間 20:30~24:30(1日3回ステージ)
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