2012年06月

2012年06月24日 00:00

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私がサークル・ダルメシアンに関わって、はや9年の歳月が経とうとしています。

これまでの活動を振り返り、少しずつブログに掲載していきたいと思います。

平成15年、今から9年前、ある友人から法律等に詳しい人を探している人がいるので紹介したいというお話がありました。

その人物が、現在のサークル・ダルメシアン代表の岡田ユキでした。

東京九段の靖國神社において音楽法要が開催される予定で、その総合プロデューサーでした。

私は、その仕事とご縁がきっかけで、その後サークル・ダルメシアンに関わることになりました。

今回はまず初めに音楽法要のことを書いていきたいと思います。

皆さんは靖國神社というと、どのような印象をお持ちでしょうか?

政府の偉い人が行くと中国がバッシングをするとか、A級戦犯が合祀されているとかでしょうか?

私も、はじめはその程度知識しか持っておりませんでした。

簡単にですが靖国神社とは何か?wikipediaでは下記のような説明がなされています。

東京招魂社(とうきょうしょうこんしゃ)として創祀され、後に現社名靖國神社と改称された。創建当初は軍務官(直後に兵部省に改組)が、後に内務省が人事を所管し、大日本帝国陸軍(陸軍省)と同海軍(海軍省)が祭事を統括した](陸海両軍を以下「旧陸海軍」等と略記する)。昭和21年(1946年)に国の管理を離れて東京都知事の認証により単立宗教法人となったが、国家との関係を廻る所謂「靖国神社問題」を惹起する存在ともなっている。なお、単立宗教法人(単立神社)であるために神社本庁との包括関係には属していない。

境内は桜の名所として知られる他、大鳥居が東側に向いている、数少ない神社の一つでもある。

元々は国家管理であった神社ですが、戦後GHQ等の指導で宗教法人化され独立した神社になりました。

ここに祭られている御霊(みたま)とは私たちのご先祖様や近いところではお爺さんであったり、ご両親や、ご兄弟が祭られているという方もいます。

合祀されているのは軍人だけではなく、多くの民間人や、事故や戦後未帰還の犠牲者も多く含まれています。

皆さんがご存じの明治維新のヒーローの坂本龍馬や吉田松陰といった人たちも合祀されています。

私は当初そのようなことは全く知らず、岡田ユキから今回の音楽法要のことに関して詳細に説明を受けました。

ある僧侶が、懇意にしている靖国神社の権宮司(企業で言えば副代表)さんにお願いして、御霊鎮魂の仏式法要を行うことになった。

しかし、周囲の仏教関係者や知人からは全く協力が得られず、岡田ユキになんとか実現のために力を貸して欲しいと、依頼があった。

岡田ユキは以前にその僧侶の出版した祈祷CDの音楽を担当しており、その僧侶からは絶大な信頼を寄せられていたとのことだった。

しかし、岡田は音楽家として自分が手伝えるのは宗教儀式としての法要ではなく、音楽を用いた音楽法要なら手伝うことが出来るとの提案に、その僧侶は一も二もなく同意し、靖国神社での音楽法要が企画されることになった。

形式として、靖國神社の歴史上始まって以来の、現代楽器(エレキギターやドラム、シンセサイザー等)による音楽法要は前代未聞のため、その了承を得るため、岡田はその僧侶と同行し、靖國神社の関係者にどのような形で英霊に対して音楽を用いるか、真摯な姿勢で説明したところ、靖國神社側は大変感銘を受けて、無事に開催許可の運びとなった。

以前には小室哲哉氏も自身の結婚式の際に(小室哲哉とKEIKOは靖國神社で結婚式を挙げた)拝殿で演奏させてほしい旨を申し出たが、靖國神社側から完全に拒否されたといういきさつがある。

これまで、拝殿に入った楽器というのは、雅楽隊か軍楽隊だけだとのことであった。

しかし、いざ音楽法要が本当に実現可能となった時に、その僧侶にやましい心が芽生えた。

当日の法要の模様を映像にしてそれを商売として売って費用を捻出し、あわよくば儲けようというものだった。

そのことに気が付いた岡田ユキは僧侶のそのような愚行を食い止めるために、法的にしっかりとした契約書を作成する必要があった。

そして、私が岡田と出会うことになった。

当初から、岡田の姿勢はこの法要に関して、現在の日本が平和であるのも、過去の人達のおかげだという感謝の気持ちで行うべきとの思いを持っており、このような商売じみた考えは最初の筋道から考えても、岡田には到底容認できなかったのだ。

私は、岡田ユキの考えを反映し、音楽法要に使用した楽曲やその演奏の記録を2次使用や再使用出来ないように規制した形での契約書を作成した。

具体的には、僧侶が営利のために第三者を介在させないということで、つまり岡田ユキの了承なしには一切不審な関係者を作らせないということであった。

おかげで、音楽法要は当初の形を歪められることなく、靖國神社の関係者と多くの参拝者とともに、大成功を収めた。

当日、岡田ユキが披露した「遥かなる時を超えて」は岡田が靖國神社を初めて訪れた際に、遊就館(日本最古の軍事博物館)で感じられたイメージと、平和のために戦争を繰り返してはならず、また多くの犠牲になった人たちの上にいまの自分たちがあるという思いを込められて岡田ユキ自身が作詞作曲した。

その曲が靖國神社の多くの神職の方々の心を打ち、靖国神社より正式にCDとしてリリースして頂きたいとの依頼があった。

そして遊就館の売店で靖國神社のテーマ曲として発売されることが決まった。

これまでにも多くの著名な歌手や、作曲家が靖國神社のテーマ曲を作りたいとの申し出があったが、靖國神社はすべて断っている。

にも関わらず、靖國神社の方からこの曲をテーマ曲に使わせてほしいという申し出は、自分も含めて大変な驚きであった。

CDのレコーディングにはNHKの506スタジオ(大河ドラマのテーマ曲等の収録に使用されるNHK最大の録音スタジオ)を岡田の働きかけによって、使用させて頂き、無事に収録が終わり、プレスが完成した。

これまでにもレコード会社のスタジオ等では数多くの録音経験があったが、さすがにはじめてHNKのスタジオは大きく、また他にはない威厳のようなものを感じた。

翌年の元旦に能楽堂で一般参賀者の前で奉納披露され、遊就館の館長自らもエプロンをして宣伝までしていただき、当時の湯沢宮司に本殿での新年最初の参拝までさせて頂いた。

そして、岡田ユキは靖国神社から鎮魂歌奉納の感謝状を頂いた。

その翌年に僧侶は、岡田のまねをして自分で主催して行おうとしたが、靖國神社の関係者の反対を受けて、開催することは出来なかった。

現在の自分から振り返ってみると、当初は未熟であったにせよ、このような経験は他に得難いものであり、現在の活動や仕事にも計り知れない効果をもたらしていると言える。

目的達成まで、クリアしていかなければならないタスクの優先順位や最終的に一番良い結果を出すためにどのような手法で取り組んでいくかなど、勉強させて頂いたことは、非常に多かった。

岡田は自分より1歳年上だが、あくまで女性であるにもかかわらず、一人で総合プロデューサーとして、企画、演出、構成を立案し、全員をまとめるリーダとして、失敗もなく、またかかわったみんなに喜ばれるような形で大成功を収めた。

普通ならばありえないことである。

どのような人生を経てこのようなことが可能になったかということに自分は大変興味を持った。
それは今までに出会ったことのないタイプの人だったからだ。

多くのミュージシャンや音楽業界に携わる人に多いパターンとして、よく言えば日本人的な職人気質ともいう、他人に対して気配りのできないところである。

自分も多分に漏れずそのようなタイプであった。

多くの場合が、現場で、自分だけのことにしか関心がない、もしくは全体を見れないくせにやたらと現場を仕切りたがり、混乱させるといったタイプだ。

岡田ユキのすごいところはその仕事量に比較して周囲に大変なことをやっていると思わせないところだ。

自分はそれに関してすごいことをサポートさせて頂いている。

仕事の渦中にはそのようなそぶりは見せない。

その努力とは、メンタルな面をどれだけサポートしているかである。

だからこそ、虐待の問題もすぐに解決できる。

それが虐待専門カウンセラーとして日本の第一人者といわれる所以である。

そこには、岡田ユキのパワーが込められているのだから。

(続く)

文章 垣内裕志

※サークル・ダルメシアン事務局よりお願い

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インターネットやSNSの普及により、子どもたちも簡単に虐待等の問題を自分の環境に対比することが可能になりました。

皆様のツィートで多くの子どもたちにも情報が伝われば、たいへんありがたく思います。

これまで被虐待児童は家庭内で他の情報と隔絶されて育ってきたために、自分自身の苦しさの根本が理解できず、なかには悲劇的な事件に発展してしまうケースも多くありました。

これらの解決方法等で悩んでおられる方(当事者・サポーター)に届きますように、ご協力をお願い申し上げます。

2012年06月04日 00:00

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2012年6月の岡田ユキの出演スケジュール
1日(金)、2日(土)、6日(水)、7日(木)、9日(土)、11日(月)、13日(水)、14日(木)、16日(土)、17日(日)、19日(火)、20日(水)、21日(木)、22日(金)、26日(火)、27日(水)、28日(木)、30日(土)

出演時間:
1、20時30分~21時30分
2、22時00分~22時50分
3、23時30分~24時20分
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