2014年05月
2014年05月02日 00:00

皆様にご好評頂きました愛本店の出演を平成26年4月30日をもちまして、卒業させて頂くことになりました。
愛本店では、多くのことを学ばせて頂きました。
ジャズシンガーだった岡田ユキが、AKB48やboφwy、レディーガガ、最近ではアナと雪の女王の主題曲「Let it go」など、今までに歌ったことのないジャンルの曲をリクエストを頂いて、歌うようになったり、ウクレレを弾いたりと、新しい世界を開くことが出来た様です。
お客様の歌の伴奏では、様々なジャンルの曲を演奏させて頂きました。
バンドはギタートリオでしたが、本来ならオーケストラで演奏するような曲や、人間では再現が不可能なコンピューターによる打ち込みの曲など、必死で取り組みました。
なかでもドレスに着替えてクラシックをソプラノで歌う人がいたり、曲によっては、原キーから、その場で上げたり、下げたりと、ミュージシャンにとっては、とても弾きにくいキーだったりして、そういう曲に限って、オリジナルを誰も聞いたことがなくて、崩壊寸前になるようなこともありましたが、今では良い思い出です。
また、よく歌って頂いたお客様の中には、カラオケで練習してきては、マイマイクを持ってプロ顔負けのうまさで歌ってくれた人もいました。
改めて今思うと、演奏に関しましてはどんな曲でもOKで、すごいミュージシャンたちが集まってくれていました。
愛田武社長が倒れてからお店のスタッフたちが愛本店をつぶしてはいけないと思い、一丸となって自分たちのできることで努力してまいりました。
自分たちもその中の一員であったということが、とても幸せでした。
大掃除のとき、開店以来初めてお店を閉め、いつもスーツ姿で決めているホストさんたちが、作業着やニッカポッカで、やたら工具や脚立の使い方に慣れていたりして、皆さんの才能に驚かされました。
終わってみんなでお弁当を食べて、普段見えないホストさんの一面を見ることによって、より人間関係が深まりました。
岡田ユキはホストさんの取れたボタンを付けたり、びっくりおもちゃを買ってきて笑わせたり、バースディを盛り上げたり、ステージがまるでドラえもんのポケットような感じになっていて、岡田に頼めばなんでも出てくるので、最後には太ったホストさんが「体重計持っていませんか?」と聞きに来たこともありました。(笑)

ステージ中や休憩中にはPCやITインフラのことでよく、助けを求められました。
休みの日でもかまわず電話がかかってきては、わからないことを聞かれました。
なんでも、「わからないことがあれば遠慮せずに、垣内に聞け!!」と、いうことでこき使われました。(笑)
プロモーションビデオを撮影したときには、シャイなホストさんばかりで、本番前の打ち合わせでは、最高におもしろかったりするのに、本番ではうまく話せなかったりと、NG続出!
リムジンの中では照明の明かるさが足りず、妖しい雰囲気になってしまったりしましたが、その点はハイレベルな技術を学んだスタッフにより、とても良い作品が出来上がりました。
とにかくいつも笑いの絶えない楽しいお店でした。
それがお客様にも伝わり、お店が活気づいて、売り上げもどんどん上がったようです。
昨日の最終日、ラストソングが終わり予期せぬサプライズがありました。
店中のホストさんやお客様がステージを囲んで下さり、花束を持って「お疲れ様、長い間ありがとう」と声をかけていただき鳴りやまぬ拍手の中、喜びと驚きと感謝の気持ちで言葉が詰まりました。
長時間に渡り、皆さんからの盛大な拍手に包まれて、愛本店で仕事をさせて頂いたことは、最高に幸せでした。
中には、泣いているホストさんもいたりして、自分たちが頑張ってやってきたことが皆さんに伝わっていたんだな!と、実感いたしました。
本当に楽しい愛本店での仕事でしたが、忙しすぎて体を壊したこともありました。
そのようなこともあり今後は、しばらく休憩させて頂くことになりました。
時間をおいて、新たな世界でがんばりますので、皆様、またお会いできる日を楽しみにしております。
ありがとうございました。
